どうも!しんのすけ⁺²です。
今回は【質問力】についての記事です。
突然ですが、あなたは「聞くこと」は上手ですか?
自分にない情報を引き出す時に、相手が答えやすい呼び水のような質問ができているでしょうか?
質問の投げかけは相手の心に一滴のしずくを垂らすことに似ています。
中央ど真ん中に水滴を落とすのか、端っこギリギリに落としてしまって、うまく波紋ができないなど
ポイントややり方によって変わってくるので、参考にしてみてくださいね。
質問力とは?
分からないことや疑問に思うことを周りに聞く力のことです。
さらには質問によって相手の気づきを与えたり、自分自身に用いることによって内面へのアクセス(自分自身は本当にどう思っているのか?に気づくこと)を可能にするスキルです。
質問力を鍛えるとどんないいことがある?
質問力があると以下の利点を享受することができます。
- 疑問が解消できる
- 自分の知りたいことを相手に正確に伝えることができる
- 相手の中にあるものを引き出すことができる
- コミュニケーション能力が高まる
質問力1.疑問が解消できる
単純に知りたいことを聞けば、答えが得られるという単純なロジックです。
事は単純でも相手によって聞き方を変えたり、文言を変えたりして得たい情報を引き出すためにはたくさんのことを考えないといけません。
ストレートに話を聞くのか、場合によっては別の角度から考えて質問を変えることで本当に聞きたかったことを聞くことができます。
そのように疑問という問題を解消するための問題解決能力を高めることができます。
質問力2.自分の知りたいことを相手に正確に伝えることができる
質問の神髄はまさにここにあって、「どのようにしたら問題は解決するか」という部分です。
自分が何を知りたいのかが分からないままに質問することはビジネスの場面ではありませんよね。
ビジネスの場合、特にネットビジネスでは「WordPressのプラグインの設定の仕方が分からない」と思っていても、その言葉が出てこないがために、相手に伝わらずに大変な目に遭うなんてこともあります。
こういった場合は、しっかり下調べをしておかないと通話ならば相手側が推察してくれることはありますが、
文章のみでは全く伝わらなくてせっかくの質問も回答が得られない場合も多々あります。
回答が欲しい時に限って伝わらないとイライラしてしまったりするので、悪循環に陥ってしまいます。
だからこそ、ネットを介してつまり文章でやりとりをすることが多いネットビジネスの場合は「どのように聞いたら自分の知りたい情報を手に入れることができるのか?」に主眼をおいて言葉を選びましょう。
質問力3.相手の中にあるものを引き出すことができる
あなたは人から聞かれて「ハッ」としたことありませんか?
鋭い質問は時に自分ですら気づいていなかった部分にスポットが当たることがあります。
このように質問が相手はもちろん、自分のことに使ったりもできます。
適切な質問ができていないと自分が何を知りたいのかを分からないままに遠回りな話を展開するハメになったり、または逆に回りくどい話に付き合うハメになります。
この質問はコーチング的な要素が強い質問方法です。
ただ聞くよりも、「今回のクリック数が少なかった理由は何だと思いますか?」とか、
「もっと売り上げを上げるためにはどのような方法がありますか?」とか、
「新しい事にチャレンジするとしたらどんな方法がありますか?のように質問してみましょう。
質問力4.コミュニケーション能力が高まる
コミュニケーション能力を構成する要素としては自分の事を伝える能力と相手のことを理解する能力とに分けられます。
話す能力と聞く能力ですね。ここで使われる質問としては以下に挙げられる
- 自分にする質問と相手にする質問
- クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン
です。
自分にする質問と相手にする質問
自分に対する質問とは内部思考と呼ばれていて1日に6000回もの思考を行っているとも言われていています。
単純に「今日は何食べよう」というものから「この決断でどのような未来になるのか?」といった重要な問題までバラエティーに富んでいます。
普段自分にしている質問を相手に投げかけるとそれがすでにコミュニケーションになります。
例えば、「今の仕事をしていて不満に思うことは何ですか?」とか、
「もっとうまく仕事をするのにどのようなことをしたらいいと思いますか?」など
クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン
クローズドクエスチョンに代表される質問としては「yesかno」かで回答できるもの。
例:「あなたが好きな食べ物はラーメンですか?」
「あなたは車が好きですか?」
のような質問。
オープンクエスチョンは幅広く回答が得られる質問となっています。
こちらは「あなたが影響を受けた偉人は誰ですか?」
「あなたが好きな人物像はどのような人ですか?」
のような形です。
上記のように質問の仕方で得られる回答の内容に大きな差が出るということを意識して欲しいのです。
質問力を鍛える方法
質問がビジネスでもプライベートでも非常に大きな価値を生み出すということがお分かりになったと思います。
そうすると、「次はどのように質問力のレベルを上げたらいいのか」というように考えますよね。
この項では質問力を鍛えるための方法についてお伝えしていきます。
- 質問する癖をつける
- 疑問を感じる・疑問点を書き出してみる
- 相手が答えやすい質問を作る
- 自問自答してみる(客観視)
トレーニング1.質問する癖をつける
英語が話せない一番の原因としては「英語を話していない」です。
それと同様に、質問をする癖をつけることによって考える能力を鍛えるという方法です。
「それって何?」
「それはどういう意味?」
「〇〇って××ということ?」
「あなたが伝えているのは〇〇ということでいいですか?」
など、考えるキッカケを日々持つ習慣を作ることです。
トレーニング2.疑問を感じる・疑問点を書き出してみる
おれはよく紙に書き出してブレインストーミングをします。
紙に書くという作業が他の脳の回路を使うのか、考えがまとまりやすいし、頭だけで考えるよりもずっと思っている事がまとまりやすくなります。
何より視覚化されることにより思考の整理ができるというのが大きいですね。
日頃自分が何を考えているのかも傾向が分かるし、メモったことって意外と芯を得ていることも多いです。
何もしなかったらそのまま流してしまうようなことでも紙に書き出すようにしていくと、スルーせずに流してしまっていたことがちょっと思考の端に引っかかるようになってきます。
トレーニング3.相手が答えやすい質問を作る
よくある勘違いで会話を途切れさせない秘訣で言われる「天気の話」ではないですが、
返事が返ってきて終了になるようなキャッチボールにならない言葉の投げかけではなく、
その質問が呼び水になって会話が続くような質問が「相手が答えやすい質問」です。
「自分がこう聞かれたら答えやすいな」
「こんな風に話をしたら会話が続いたな」
「あの人の質問良かったな」
とか考えたり、経験で感じたことを話すとより深く思考ができますね。
トレーニング4.自問自答してみる(客観視)
もっとも手間がかからずに、質問力を高められるのはこの自問自答です。
普段、人に質問することの方が多い中で、自分に質問をするというのは意外とレベルが高いと思います。
「これはなんのためにやるのか?」
「本当は何をしたいのか?」
「そのために今何をしているのか?」
「それは目標達成のために必要な事か?」
「コンセプトとズレていないか?」
「自分にとって一番大切な事は何か?」
「その行動は求めている事を手に入れるために効果的か?」
「もっといい方法を考えてみよう」
「その行為が相手との関係を縮めるのか遠ざけるのか」
など。
これを相手に用いるとコーチングのように相手の中にあるものを引き出すお手伝いができる質問となります。
いい質問と悪い質問の違い
ここで質問には良い質問と悪い質問があることをお伝えします。
まずは悪い質問から。以下のことは多分あなたもやったことやられたことがるはずです。
悪い質問
大きく分けると以下の様に分けられます。
- 具体的でなく抽象的な質問
- 詰問系
質問はより具体的であればあるほど意味があり、問いかけに価値があります。
例えば、「あなたの今の問題はどうすることで解決すると思いますか?」
と質問すると、解決のために思考が使われることになります。
次に次から次へと質問するやつです。
人はこれを質問ではなく【詰問】と言います。
「どうしてそんなことしたの?」
「それをすることで迷惑がかかると思わなかったの?」
「できないとは思わなかったの?」
「なぜそれをしたの?」
「もっといいやり方はなかったの?」
などに代表される悪い質問は人のやる気や尊厳を根こそぎ奪います。
良い質問
良い質問は先ほどの詰問と違って対話を生みます。
相手に効果的に呼びかけて、中にあるものを引き出し、思考をより深くまで導いてくれます。
同じ失敗について触れていても、これほどまでに印象が違います。
「今回の失敗はどうして起こったと思いますか?」
「その失敗から学んだことは何ですか?」
「次に同じ失敗をしないようにするためにはどうしたらいいと思いますか?」
「うまくいかせるためにどの部分を修正したらいいと思いますか?」
上記のように相手の考えを引き出すような関りをすると活性化しますね。
まとめ
良い質問は相手の思考を促し、会話を引き出すよいツールになります。
ダイレクトにそして、より深く相手に伝わる質問力を日々の生活の中でトレーニングしてみませんか?
このことはきっとあなたのビジネスにおいても良い結果を生むことと思います。
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